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2013年03月13日
「奈良県」㈱奈良万葉カンツリー倶楽部 株式譲渡

1部上場の建設会社、㈱淺沼組(淺沼健一社長、大阪市天王寺区)は2月20日に、100%子会社でゴルフ場経営の㈱奈良万葉カンツリー倶楽部(淺沼社長)の株式全部を㈱アコーディア・ゴルフの子会社である㈱アコーディアAH12に譲渡すると発表。発表によると、同社の現状及び取り巻く経営環境を勘案し、主たる事業である建設業とその周辺事業に経営資源を集中すべく、その他の事業であるゴルフ事業については売却等を検討してきたとし、2月20日にアコーディアAH12との間で、株式全部の譲渡について合意したという。ゴルフ場会社は昭和40年設立で、42年11月に「奈良万葉カンツリー倶楽部」(奈良市八島町470)をオープン。アコーディアの発表によると、同コースは奈良駅から約15分、西名阪道・天理IC から約5キロとアクセスの良い立地に加え、大和青垣国定公園内の丘陵地に広がる18ホールはフラットなフェアウェイに樹木の景観の良さと池などのハザードが利いた戦略性が高いコースと紹介している。コースは上田治氏の設計。月曜日や第1、3金曜日はセルフデーで、平日もセルフプレーを受け入れて
いるが、基本はキャディ付きでの運営となっている。㈱奈良万葉カンツリー倶楽部の最近の業績は平成24年3月期で、総資産19億85百万円、売上高4億55百万円、経常利益及び当期純利益29百万円。資本金は2000万円だが、2月20日付で淺沼組を割当先とする第三者割当増資決議と契約(発行株数1株、払込金額11億6593万888円)を行い2月21日に実行し、株式譲渡日の3月1日における発行済み株式総数は2001株、資本金額は6億296万5444円となる見込み淺沼組では株式の譲渡代金については明らかにしていないが、同譲渡に伴い平成25年3月期の連結
決算において、関係会社株式売却益約4億80百万円を計上する予定という。奈良万葉CCには、週日会員等も含め約1150名の預託金会員が在籍している。経営会社の株式の譲渡のため、会員の資格、預託金の取扱いは今まで通り。経営譲渡発表後、退会を申し入れる会員も若干出ているが、ゴルフ場では「退会者には預託金を返還する」と説明している。




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